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2016年9月13日 火曜日

口内炎、軽く見ないで! 背後にさまざまな病気、口腔ガンも・・・

            

今回は東海大教授・太田嘉英先生の口内炎についてのお話です。
 
口内炎は、口の中の粘膜に起こる炎症の総称。さまざまな病気が原因となり、病気によって治療法も異なる。
『たかが口内炎』と軽く見て、市販薬を使った『素人療法』で済ませるのではなく、口腔外科の専門医を受診することが大事だ!

口内炎で最も多いタイプの症状は「アフタ」だ。
粘膜の浅い部分に丸い形をした潰瘍ができ、その周囲が炎症のために赤くなる。
ほとんどの場合、原因はよく分からない。白血球の血液型であるHLAと関連することは分かっている。
ひと言で言えば『体質』。 実際、できる人には繰り返しでき、できない人には全くできない。


 
~傷による口内炎・ステロイドは逆効果!?~
 
炎症で粘膜がえぐれて痛むことから、治療では炎症を抑えるステロイド入りの軟膏を塗り、患部をコーティングする。
ただ、軟膏は唾液ではがれるため、コーティングの効果は限定的。
難病のベーチェット病に伴うアフタもある。治療には同じくステロイド入り軟膏を使う。
ステロイドは、原因不明の「扁平苔癬」の口内炎にも有効だ。

ステロイド入り軟膏は処方箋なしで買え、素人療法でよく使われる。
だが、ステロイドが逆効果となる口内炎もある。
舌を噛むなどしてできた傷から起こる場合単純ヘルペスウイルス感染による場合がそうだ。
炎症は傷を治すために起こる生体反応。ステロイドを使うと、傷の回復は遅れ、ウイルスと闘う免疫の力も弱まる。

傷による口内炎には消毒薬も使ってはいけない。消毒薬は傷口で次々と生まれる細胞を壊し、傷の治りを悪くする。
うがい薬には消毒薬を含むものがある。うがいには100ccの水に約1㌘の塩を溶かした生理食塩水を使えば傷への
害はなく、染みない。                           
                                   



傷の治療は腐った部分を除去し、浸出液が患部にたまらないようにするのが基本。
傷口は無菌にすることはできない。専門医が関与し、傷口をよい環境に保つことが重要!

ステロイドの副作用でできる口内炎もある。 「カンジタ症」と呼ばれ、口の中にいる常在菌のバランスが
ステロイドの働きで崩れ、カンジタというカビの一種が増殖することで炎症が起きる。

 
口内炎と間違えやすいのが口腔ガン!



 
形態はさまざまで膨らんだり、えぐれたりするのが典型的。出血しやすい一方痛みは必ずしも伴わない
高齢化を背景に近年増加傾向にあるとみられる。いつまでも治らない場合はガンを疑う必要がある。
ガンの分子標的薬や抗がん剤が引き起こす口内炎もある。
歯の病気は危険因子となるため、がん治療の前に歯の治療を勧め、歯のセルフケアができるよう患者教育に取り組む
医療機関もある。

普段から定期的に歯科を受診するとともに、歯の健康を自分で維持するための知識と技術を身につけておけば、
いざと
いうとき、すぐにガン治療に入ることができます。

 


平成28年9月10日岐阜新聞より転載 その他ネットより




 


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投稿者 富田歯科

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