スタッフブログ

2018年1月13日 土曜日

健口から始める健幸生活☆

1月は、東海大教授の太田嘉英先生のお話を2つご紹介します。

diamondその1:重症歯性感染症~虫歯、命に関わることも~diamond




「先生、血圧40、心拍数128で40.1度の発熱があります」
先ほどまで緊急手術をしていた患者さんの事で、集中治療室の看護師さんから緊迫した声でコールがありました。
この患者さんはどんな病気でしょう?

・・・診断は、「虫歯」。 正しくは虫歯が原因の歯性感染症です。

感染とは、最近が取り付いて体に病的な反応、不具合が起こることをいいます。
虫歯や親知らずの周りには細菌がたくさんいますが、普段は何でもありません。
細菌の力が身体の抵抗力を上回ると、感染が起こります。
感染が歯の周りにとどまっていればいいのですが、顎の周りにある筋肉に広がると、口が開きにくくなります。
顎の下や首に広がっていくと、喉に痛みが出て飲み込みができなくなってきます。
これは大変危険な症状です。進行すると、空気の通り道がむくんで息が詰まってしまいます。
さらに胸まで広がり、肺などに膿をためることもあります。
反応の出方によっては、筋肉や臓器が腐ります。
本来、血液は無菌なのですが、細菌が血液内に侵入して体中を駆け巡ると肺血症性ショックを起こします。
冒頭の患者さんはこの状態、生命の危険が迫っていました。

感染症の治療で重要なのは細菌の数と種類、体の抵抗力です。
細菌が暴れ出したときは白血球が兵隊として戦います。
白血球の死骸が膿で、膿のたまっている所は細菌の格好のすみかになります。
細菌には酸素の好きな菌と嫌いな菌があり、特に悪さをするのは後者です。
切開して膿を出し細菌の数を減らすとともに、酸素にさらして悪い菌がすみにくい環境をつくります。
原因となった歯の除去が何より重要です。
そして、体全体の調子を整え、抗菌薬を投与します。
感染症は、細菌によって起こる身体の反応ですが、人それぞれ体質や免疫が違います。
ご高齢の人や病気などによって免疫力が下がっている人だけが重症になるわけではありません。
健康な若い方でも反応の出方によっては命に関わるほどの重症化することがあります。
私の勤める東海大付属病院には平均で1ヶ月に1人以上、全身麻酔で緊急手術をしなければならない重症歯性感染症の患者さんが来院します。
先ほどの患者さんは当院の優秀な総合内科の力を得て無事乗り切ることができました。
重症歯性感染症は誰にでも起こる可能性があります。
定期的な歯科検診をお勧めしますshine
岐阜新聞より転載・画像インターネットより
 


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投稿者 富田歯科

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