スタッフブログ

2018年1月19日 金曜日

健口から始める健幸生活☆

 
前回に引き続き東海大教授・太田嘉英先生のお話です。


shineその2:誤嚥性肺炎の予防~かみ合わせ良く、清潔に~shine


肺炎は日本人の死因の3位で、高齢者の肺炎の多くは誤嚥性肺炎です。
鼻や口から入った空気や食べ物は喉の奥の同じ所をとおります。
そして喉仏のすぐ裏側で空気の通り道と食べ物の通り道(食堂)に分かれます。
分かれた通り道の一番上に声帯があります。
声帯は空気を通すために普段は開いています。
食道は声帯よりも背中側にあり、食べ物が逆流しないようにいつもギュッと閉まっています。

ちょっと実験してみましょう・・・
喉仏を触りながら、少しのお水を飲んでみて下さい。
ゴックンをすると喉仏が上に上がりますね。


喉仏が上がった瞬間に声帯は閉じて空気の通り道をふさぎ、食道が開きます。
このようにそれぞれの臓器が強調して空気と食べ物を上手にそれぞれの通り道に流していきます。
これがうまくいかず、空気の通り道に水や食物が入ってしまうことを誤嚥と言います。
誤嚥してしまったときは「むせ」が起き、せきによって汚いものをはじき飛ばす反射が身体には備わっています。
しかし、高齢になると筋力も反射も弱くなり誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。

さて実験継続、もう一度少しのお水をゴックンしてみてください。
ゴックンした奥歯のかみ合わせはどう?

しっかりかみ合っているはずです。

上手に飲み込むためには喉仏をしっかり上げることがとても重要です。
喉仏を上げるための筋肉の多くは下顎の骨に付いています。
下顎の骨がふらふらしていては喉仏がしっかりと上がらず誤嚥の原因になります。
かみ合わせをしっかりさせて、上顎にがっちり固定されるとうまく飲み込めますね。
このように良いかみ合わせを保つことは誤嚥性肺炎の予防に大きな意味があります。

誤嚥性肺炎は細菌感染によって起こります。
実は誤嚥性肺炎誤嚥性肺炎の患者さんのお口からは菌がたくさん検出されるのです。
肺炎予防に対する口腔ケアの効果について有名な論文があります。
特別養護老人ホームで食後に自分で歯磨きをしたグループと、歯科医師や歯科衛生士などのプロが口腔ケアをしたグループを比べると、プロのケアを受けたグループでは発熱、肺炎の発症、肺炎による死亡数などがほぼ半減したと報告されています。
日頃から口腔ケアをしっかり行うことは肺炎の予防に直結します。
肺炎予防ではワクチン接種と歯医者さんが車の両輪だと思います。
      きれいなお口でスッキリ長生きsign01shine


岐阜新聞より転載、画像インターネットより


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投稿者 富田歯科

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