スタッフブログ

2018年2月14日 水曜日

健口から始める健幸生活☆


diamond東海大教授・太田嘉英先生のお話ですdiamond
   医科歯科の連携が重要
    ~ガン治療と口腔ケア~


ガン治療、特に抗がん剤治療や手術を受けるときの口腔ケアの役割はとても重要です。
抗ガン剤には大きく分けて2種類あります。
従来型の抗がん剤を殺細胞性といい、一種の毒薬と考えることができます。
ガン細胞は自分の身体のコピーミスからできた細胞ですので元の正常細胞とよく似ています。
毒薬を身体に入れると正常細胞もガン細胞もダメージを受けますが、正常細胞の方が回復がよいので、その差を利用してガンを小さくする方法です。
殺細胞性抗がん剤は、ガン細胞のように新陳代謝の速い細胞に対してダメージを与えるので、正常細胞でも新陳代謝の速い部分が障害を受けやすくなります。
お口の粘膜も新陳代謝が盛んですので、抗がん剤によって直接ダメージを受け口内炎ができます。
実際には口内炎というより粘膜のただれで、ひどい場合には口中の粘膜がとろけてしまうようなこともあります。
もう一つの抗がん剤に、最近発展著しい分子標的薬があります。
この場合もお口の粘膜のただれがよく見られます。

そんなとき、お口の中が不潔だったら...。sweat01
あらかじめお口を清潔に保つことによってそれ以上悪化させないようにすることが口腔ケアの目的です。
新陳代謝の速い代表といえば骨髄、つまり血液です。
そのため抗がん剤を投与されると、白血球や血小板が最初に少なくなってきます。
細菌と戦う役割を持つ白血球が少ないところにお口の汚い細菌がはびこると、全身的な感染症を引き起こして命に関わってしまいます。
そこであらかじめ口腔ケアを行い細菌のもとを断っておくことが重要です。
国際的なガイドラインも、全ての抗がん剤治療を受ける患者さんに対して口腔ケアを受けることが推奨されています。
全身麻酔で手術を受ける際は口から気管へ呼吸を確保するためのチューブを入れます。
お口が不潔だったら汚いものを肺へ押し込んでしまいますね。
特に大きい手術の場合には数日にわたり、チューブが入りっぱなしのこともあります。
肺炎の予防、速やかな回復のために口腔ケアはとても重要ですshine

医科歯科連携の重要性が認められ、現在、全国の病院で口腔外科の専門的トレーニングをうけた歯科医師が活躍しています。
口腔ガン治療の主治医として手術や抗がん剤治療、放射線治療などの経験を持つ口腔外科医が医科と歯科の橋渡しをすることは、ガン治療の進歩に大きな役割を果たすのではと考えています。


2018年1月15日岐阜新聞より転載 画像インターネットより


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投稿者 富田歯科

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